デートの服装は重要です。特に付き合いが浅いうち、そして付き合う前のデートでは服装の良し悪しが成否を左右するといっても過言ではありません。がしかし。女性は服装や身だしなみに気を配る一方で、男性はズボラな人が多い。初デートやお見合いはスーツで無難に切り抜けても、次のデートで「私服姿がダサかった」ことを理由に、女性からレッドカード突きつけられてしまうことが多々あるのです。
もし「いつも二度目のデートがない」とお悩みなら、あなたの服装が原因なのかもしれません。この記事は、自ら数百人の女性とデートして、数百人の婚活男性をコンサルした筆者が、デートの服装選びに役立つポイントを紹介します。ぜひ最後までお読みください。
デートの服装に求められることは?
服装は「相手と状況にあわせるべし」「TPOが重要」と巷ではよく言われてます。そういう意味では、付き合いの浅いうち、例えば初デート~付き合う前まで(3回目くらい)のデートに絞ってみると目的用途が明確になり、デートの服装に求められる要件もハッキリします。この段階におけるデートの服装は、「安心感を与えること」「プライベートな雰囲気」「勝負服」が必須の要件となるのです。
《初デートから付き合う前のデートの服装》
- 女性に安心感を与えること
- プライベートな雰囲気をかもし出せること
- 勝負服を選ぶこと
順番に説明しましょう。
女性に安心感を与える
初デートから付き合う前までのデートでは、女性に安心感を与えることが重要です。特に婚活の場合に意味をなします。婚活では簡単なプロフィールしか事前情報がなく、会ってはじめて人となりがわかるので、女性は大なり小なり警戒心を抱いているものです。それを払拭するうえで安心感をあたえることはすごーく大切。だから印象を形成するうえで中核となる服装で、ちゃんとした「社会人であること」を示すことが求められるのです。
また、安心感を与えるという意味では、清潔感も重要です。理由はシンプルです。付き合うことになったら、女性のデリケートな部分に触れられるから、半ば本能的に不潔な男性を避けるからです。例えば、爪が長くて汚れているとか。服が黄ばんでたりシミが目立つとか。口臭や体臭の類も同じくです。清潔感は男女間で意識の差がある分野なので、男性はよーく肝に命じたほうがいいでしょう。
プライベートな雰囲気をかもし出せること
TPOという観点から、オンとオフは切り替えることが望ましい。つまりスーツは仕事着(=オン用)だから否だ、ということです。デートは休日にすることが多いから、休日のリラックス感、プライベートな雰囲気をかもし出す服装であることが要件になってきます。たまに仕事帰りにあうときにスーツを着るのはイイと思うんですけどね。基本的には、デート用の勝負服は別立てにすべきです。
勝負服を選ぶこと
第一印象に二度目はありません。初デートで失敗したら二度目のデートはありません。だからこそ鉄壁の構えで臨むべき。だから初デートでは勝負服を選ぶき。同じように、付き合うことが確定するまで身分は不安定な状態ですから、同じように勝負服(最も自信のある服の一つ)を選ぶべきなのです。
鉄板のスタイルは、ジャケパン
これまで述べてきた要件を満たすもの、それはジャケパン(=ジャケット・パンツの略)です。最もフォーマルな格好はスーツですが、それを一段カジュアルにしたものがジャケパン姿。なのでキチッとしてるが硬くない。つまり「きちんとした社会人であること」を示している。と同時にプライベートの雰囲気をかもし出すことができる。このジャケパンを勝負服として位置付けて十分な投資すれば、デート用の服装としては鉄壁の装いになるわけです。
休日のリラックス感(=プライベートな雰囲気)を示す
休日のリラックス感を出す、というと多くの男性が、大柄のシャツ(大抵はチェック柄のシャツ)にチノパンをゆったり着る、というスタイルになってしまいます。私はこれを名付けて「休日のおじさんファッション」と呼んでます。
決してこれはデート(初デート~付き合うまで)向きではありません。だらしなく見えるし、そのうえスタイルが悪く見せてしまうからです。逆のケースも同じ。スニーキーなシャツとパンツの組み合わせもスタイルが悪く見えることが多々あります。例えば猫背やO脚・X脚のさまを必要以上に強調してしまうので注意が必要です。
安心感=きちんとした社会人であることを示す
先に示したとおり、ジャケパンはスーツ姿を一段ドレスダウンしたものなので、きちんとした社会性を示すことができますし、オフタイムのプライベート感をかもし出すこともできるのです。
追加特典:スタイルがよく見える
また、ジャケパン姿にはスタイルが実態よりよく見えるという特典があります。下の図をご覧ください。同じ人なのにずいぶんとスタイルが違って見えませんか?
なぜジャケパンがスタイルよく見えるかというと、ジャケットの”くびれ”が上半身と下半身の転換点にみえて足長にみせるなどスタイルアップの仕掛けがさまざまあるからです。ただし、サイズ感があわないもの、ダボっとしたサイズ感やシルエットのものはスタイルが悪く見えてしまうので、その点は留意が必要ですが。
実際の女性の評価は?
実際のところ、初対面の女性はジャケパンを好むという調査結果があります。婚活会社大手のIBJは自社で開催する婚活パーティで調査したところ、人気トップはジャケパン姿であったとのこと。人気の指標はカップリング率で、スーツ姿の男性が34%だったのに対して、ジャケパン姿の男性は実に54%もカップルになったとか。他の要因(仕事や年収や住まいや顔など)も影響しているなかでの結果ですから、服装のスタイルだけで比べたらもっと堅調な差がでたことでしょう。
まとめ
これまで述べてきたとおり、デートにおける服装の良し悪しはその成否に大きく影響します。これまで使っていた服装から、ジャケパン姿に変えてみる。たったそれだけのことで、あなたのデート力は一気にレベルアップすることでしょう。「ただが服装」ですが「されど服装」であることをお忘れなく!
・参考記事:婚活の服装《男性編》データーが物語る女性ウケする定番のアレ…
・そして気になるこちらの記事もチェック → 付き合う前のデート、必ずやるべき4つの事前準備とは?
コメント