デートの誘い方に頭を悩ます男性が結構いる。理由はある意味「一線」を超えて「伸るか反るか」の状況を招くからです。友人関係の一線を越えるとか、仕事仲間で現業に影響するなど、相手と状況はさまざまでしょうが、いずれにせよ勝てば官軍、負けたら悲惨な結果がまっている。だから「嫌われないだろうか」とか「断られたらどうしよう」という思惑でいろいろと逡巡するわけです。
この記事は、数百名の女性とデートし、数百人の婚活男性をコンサルした筆者が、鉄板の「デートの誘い方」を紹介します。「いい雰囲気の女性がいるんだが、どうしよう…」と悩める人は必見です。どうか最後までお読みください。
デートの誘い方ー必勝公式
デートの誘い方を因数分解すると、二つの要素で構成されているーーこれが、わたしの長年に渡る経験(プライベートとコンサル活動の経験)から導き出した結論です。つまり、仕掛けるタイミングと誘い文句です。。デートの誘い方はこの2つに大別できる。そしてその優劣が結果をおおきく左右するのです。
この記事では、まずデートに誘うタイミングから解説したいと思います。
デートに誘う絶好の3つのタイミング
何事もタイミングが肝心です。早すぎると嫌われます。ただしそれは概して誘い方のまずさから生じます。問題なのはタイミングを見逃してしまうこと。女性からすると「鈍感ねー」とか「私に気がないのね」と見切られる、というパターンです。多くの男性の問題は、早すぎることより、せっかく目の前にあらわれたチャンスを見逃すことにあります。
絶好のチャンスを見逃さないーーそのために意識すべきデートに誘うタイミングは次の3つに集約されます。「節目」「しきい値」「誘ってサイン」です。
それでは、順番に説明しましょう。
その1.節目法
節目とは、「仕事がひと段落ついた」「試験が終わった」「病気から回復」「誕生日」「季節の変わり目」などの活動や状況の変わり目を指します。そこが絶好のタイミングなのです。例えば、仕事がひと段落ついたなら”じゃあ、骨休みに”とか、病気が治ったら”じゃあ、快気祝いで”など、デートに誘う大義名分をつくれるからです。
考えてみましょうー。仕事や趣味の仲間内で、飲み会やるときにも同じような理由で人を集めるのではないでしょうか。それと同じです。ただし、ある程度1対1のコミュケーションがあるということが前提(相手が好意をもっていることが明確なら更によし)。それがないと、藪から棒の唐突感から引かれる可能性があるからです。当たり前の話ですが。
その2.しきい値法
これは婚活サイトや婚活アプリなどのインターネットでの出会いに効力を発揮する見極め法です。この方法における判断ポイントはメールを交換してから「ある一定の数を超えたとき」というもの。相手にもよりますが、ある一定とはメール交換「3~5往復」が一つの目安になります。このくらいのやりとりをすると「人となり」がそれなりに理解され、警戒心がなくなる頃合いだからです。
またこれだけメールのやりとりが続くということは、相手がこちらに好意を抱いている可能性が高いということです。この「ある一定」のやりとりをしたら、機械的にデートに誘うのです。
このやり方は「断られたらどうしよう」という「恐れに」対して効果的です。「恐れ」を抱くと何の行動も起こせなくなったり、冷静さを失い間違ったアプローチをしてしまいます。この恐れを克服するために、「ある一定」のやりとりをしたら機械的にアクションを起こすのです。
婚活サイトや婚活アプリでは、女性は次から次へとアプローチを受けるので、タイミングを逸すると他の男性に関心が移ってしまうし、「私に興味がないのね…」と簡単に見切られます。タイミングは極めて重要。しきい値法をお忘れなく。
その3.誘ってサイン
デートに誘うのは「男性の役目」「男性にリードして欲しい」と思っている女性が多数派である、いうのが実情です。例えば、ある調査によると男性にリードして欲しいと回答した女性は全体の67%にも上ります(OZ plus調べ)。だから、本人からなかなか「デートしたい」とは言い出しにくい。
そんなことを背景に、しきりに女性から「デートに誘って」というシグナルを発信することがあります。ある調査によると約17%の女性が「誘って欲しいサイン」を出した経験がるとのこと(マイナビニュース調べ)。例えば、次のようなこと(以下、マイナビニュースより引用)。
・「近くでどこどこに行きたい的なことを言う」(22歳女性/農林・水産/その他)
・「最新スポットなど行きたい場所についてキラキラ顔で話すこと」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「週末は空いているアピールをした」(25歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「相手が好きなことなどを調べて、私もそれが好きなふりをして話題をだして『じゃあ今度それをやろう』みたいな流れにもっていった」(27歳女性/電機/営業職)
・「ご飯に誘ってもらうように食事系の話をふる」(32歳女性/金融・証券/営業職)
こうしたシグナルをキャッチしたら、チャンス到来です。すかさず誘うべしです。
誘い文句の王道は「軽い打診」
次に「誘い文句」編です。誘い文句の王道は「軽い打診」です。逆にダメなのが「ガチガチの提案」です。
ガチガチの提案とは、「今週の土曜日の夜、銀座にいいフレンチがあるんですが…」という、日時も場所も決め打ちした確定的な誘い方です。なぜダメかというと理由はシンプルで、一つでもダメな要素があると断られるからです。決死の覚悟でそんなデートの誘いをして、NO!を突きつけられて巻き返せるほど、あなたはタフですか?と問いたい。そうではなく「軽い打診」がいいのです。
本題に入る前に、まずは誘い文句の公式を紹介したいと思います。
誘い文句の必勝公式
誘い文句の公式は、ROC+打診+付加価値 となります。この3つがデートの誘い文句を構成する要素で、うまく組み立てると抜群の効力を発揮します。まずROCとはReason Of Callの略で、テレセールスで電話をかける理由という意味ですが、そこから転じて「デートを誘う理由」を意味でわたしがつかっている用語です。
その1.ROC(デートに誘う理由)
デートに誘う理由がはっきりしていると(かつ説得力があると)、自然な流れで本題(デートの提案内容)に入っていける呼び水になります。先のタイミングの部分で述べましたが、例えば「仕事疲れを、ちょっと癒しましょうか…」(節目法)とか、「そろそろ夏の味覚が出回るころですし…」(しきい値法でつかえるROC)などがROCに当たります。先の「誘ってサイン」が女性からでたケースは別枠で、おうむ返しすればそれで事足りるというケースが多い、というのが留意点です。
その2.打診モード
既に触れたとおり、日時も場所も決め打ちした確定的な誘い方よりも、打診モードのほうが相手が了解する確率がぐんと上がります。例えば、「美味しいものでも食べにいきませんか?」とか、「●さんのご都合のよろしい時にでも(●ちゃんの都合のいい時にさー)」という具合にです。デートの詳細レベルまでガチガチにきめた提案ではなく、「僕とこんなデートいかが?」と大枠にたいして了解をえるアプローチです。これなら断られる要素がガクッと減ります。具体的な時間と場所はYesの返事のあと詰めればいいのです。ことデートの誘い方に限っては、小さなYesを積み重ねるほうがゴールに近づくのです。
その3.付加価値
付加価値とは、女性がそのデートをすることで得られるメリットを指します。他では得られない体験とか、シンプルなところではゴチであることを匂わせるとか。この付加価値に関しては、相手と状況によって多くのバリエーションがあり、もう一つ分くらいの記事が必要ですので、別の機会に改めて紹介したいと思います。
まとめ
デートに誘わない限り、男女の仲は進展しません。だから恋人作りでも婚活でも、すこーし勇気をだして一歩前にでた人が果実を手にする世界です。ま、女性をデートに誘うことはある意味で社交辞令。この記事で紹介した「打診モード(+ROC)」なら思い詰める必要ないし、デートに誘うハードルが大幅にさがるのではないかと思います。ぜひご活用ください。
・そして気になるこちらの記事もチェック → デートの服装、百戦錬磨のコンサルタントが教える鉄板のアレ…
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