高学歴でも「結婚できない男」の特長|婚活女子7割が希望も撃沈

高学歴でも「結婚できない男」|婚活女子の7割が希望も撃沈

 男性の高学歴は、婚活する上で有利な条件です。婚活会社IBJの調査によると、7割の女性が相手探しの判断に「高学歴」をあげています。にもかかわらず、婚活がうまくいかない高学歴男性が山ほどいるのが実情です。

 お見合いはバンバン成立するのに面談したら常に断られるとか、どうにか交際まで進んでも途中で必ずダメになるとか…。実際、先の調査によると、高学歴男性とお見合いをした女性は「何かが違う」と感じ、7割が「満足できなかった」と回答しています。

 「条件はバッチリなんだけど、会うとガッカリ」ーー この記事では、そんな残念な高学歴男性に共通する特徴をとりあげたいと思います。ぜひ最後までお読みください。

高学歴なのに「結婚できない男」の特徴 筆者紹介

婚活で高学歴男性はこんなにも有利!

 婚活会社IBJの調査によると、高学歴を相手探しの判断材料にしているか否かという質問に対して、男性の6割強が「いいえ」と答える一方、女性の約7割が「はい」と回答しています。学歴については男女間で大きなギャップがあるのです。男性は相手の学歴をそれほど気にせず、女性は気にする人が多いということです。

高学歴でも「結婚できない男」の特徴 IBJ調査結果グラフ

 一般女性と比べると、さらに婚活中の女性の選好が浮き彫りになります。婚活中の女性は一般の未婚女性に比べて、何と約2倍も相手の学歴を気にする傾向が強いのです(経済通産省の調べ)。

高学歴でも「結婚できない男」の特徴 婚活中の女性は一般の未婚女性に比べて2倍学歴にこだわる

 もう一つ興味深い調査結果を紹介しましょう。同じ大卒といっても大学によって格差があるという話です。

早慶上智は一般の大卒より3倍女性ウケがいい

 婚活サイト運営会社、株式会社エウレカの調査結果です。自社サイトのデーターを分析したところ、同じ大卒でも格差があり、早慶上智は大卒の平均値と比べて3倍も女性人気が高いことが判明しました。人気のバロメーターは、女性からのアプローチ数(=当該サイトでは「いいね!」と呼ばれている)。これは、プロフィールページをみて相手に好意を伝える仕組みです。

高学歴でも「結婚できない男」早慶上智は大卒平均の3倍モテる

 就活でも、企業による学生の扱いが大学毎によって変わる(=有名大学を優遇する)という話がありますが、婚活でも同じなんですね。学歴や大学のブランドによって女性は扱いを変えるということです。

 しかし、高学歴の男性が有利なのは第一ハードルまで。つまり結婚相談所の「お見合い申し込み」や、婚活サイトの第一印象(「いいね!」ボタンを押すなど)の段階までです。就活で言うとエントリーまで、ミスコンで言えば書類審査の段階まで、といった所でしょうか。いうまでもなく、それ以降に成否をわける本当の勝負どころがあるわけです。

婚活で高学歴男性はなぜ印象が悪い?

 冒頭の婚活会社IBJの調査によると、高学歴の男性と実際に会った女性は、「何か違う…」と感じ、全体の7割が「満足できなかった」と回答しています。なぜ、こうした反応が起きるんでしょうか。それは高学歴なのに「それじゃあ、結婚できないわー」という彼ら特有の特長があるからです。

特長その1.ケチでお金に細かい

 多くの女性からNGを出されてまう要因が、ケチでお金に細かいことです。食事代やタクシー代をキッチリ一円単位で割り勘にするとか、初デートがカフェスタンドで300円のパスタを割り勘かつドリンクを頼まないなど。ケチでお金に細かいという印象を持たれると女性からの評価はガタ落ちします。

 ひとつ実例を紹介しましょう。結婚相談所で男性と知り合い、初デートでドライブした女性のケースです。相手の男性から目的地にいく車中で高速代250円の半額125円を要求されました。その時に彼女の財布には5円硬貨がありませんでした。するとその男性は…

「お気になさらず。帰りもこの道を通るので、その時に130円いただきますから」とあっさり言われた。食事代はもちろん、駐車代もガソリン代もきっちり請求されました。しかも、その都度。実に几帳面でした。ガソリン代は、運転しながら距離と燃費を計算していたんでしょうね。(出典「アラフィフ婚活」石神賢介著)

 女性は、男性のデート中の行動から、結婚生活がうまくいくかどうか拡大推計します。生活を共にする中でお金は欠かせませんから、金使いは重要な判断基準になるわけです。カネづかいが荒くて家計が破綻しそうな男性はもちろんNGですが、あまりに出し渋る男性も結婚後の生活を不安に思いダメ出しをするに至るわけです。

 マーケティング・ライターの牛窪恵さん(「草食系男子」などの流行語の生みの親)の調査によると、男性の金使いのうち重要なのは「カネ離れ」で、例えばデート時の支払いのスマートさなどが女性から好感されるか否かを大きく左右するそうです。具体的には、

・年上の彼、私がお手洗いに行っている間に、お会計を済ませてくれた。カッコイイと思った

・食事の途中、電話しに行ったと思ったら、帰るとき精算が済んでいた。帰り際にお財布を出したら「帰るよ」と言われ、びっくりして惚れた

(出典「モテるおカネの使い方」牛窪恵著)

 お金に堅実なのは美徳だと思いますが、TPOを心得て行動するべきでしょう。日々の生活のお金の使い方とハレの日のそれは違います。女性は節目のデート(初デートや勝負デート、記念日)では、男性にちゃんとエスコートして欲しいという願望があるわけです。そんな時に、1円単位で割り勘するのと、知らないうちに会計を済ませるのと、どちらが女性のハートを掴むのか言うまでもないでしょう。

 私はある大手結婚相談所のベテランカウンセラーから聞いた話では、高学歴で高収入の男性になぜか「ケチでお金に細かい」男性が多いとのこと。私は「しっかりモノが多いんだ」と好意的に受け取りましたが、当事者である女性の視点からは、まさに「条件はバッチリだけど、会ったらガックリ」となるわけなんですよね。

特徴その2.消極的

 女性に対して、消極的なスタンスの男性もどこかで必ず撃沈します。男女の仲にならないと結婚まで発展しにくいということです。婚活サイトでメッセージ交換を続けてもデートに誘わないとか、結婚相談所で知り合った女性と何度も会っているのに手も握らないとか。女性からしたら「私に興味ないのかしら」とか、「私って彼にとって魅力がないのかしら」と受け止めて、自然消滅や交際お断りに至ることが多々あるのです。

 デートに誘うとか、手を握るとか、ホテルに行くとか、旅行に行くとか…、具体的な行動の提案と説得は男性がすべきです。基本的に女性は待ちのスタンスですから、男性が仕掛けないと関係は進みません。

 どのくらいの女性が待ちのスタンスかというと、全体の約6割が「男性にリードされたい」と積極的に思っている一方、自らリードとしたいという女性はわずか3.5パーセントしかいません(オズプラス調べ)。

高学歴でも「結婚できない男」の特徴 オズプラス調査 女性はリードされたい

 昨今、肉食系女子が増えたといわれますが、実際はごく少数派なのです。

 高学歴の男性は勉強をがんばってきて、社会に出てからも仕事に邁進した人が多い。だから女性の扱いに疎い人が多いのは致し方ないことです。しかも消極的だからこそ「今に至る」で婚活している訳なので、考えてみれば至極当然のことなのです。が、しかし…そこを努力して変えていかないと、婚活しても成果がでないということです。

手も握らずにプロポーズ、その日もワリカンした男

 いくつかエピソードを紹介しましょう。まずは30代半ばの女性(スペイン語の通訳)のケース。フラメンコ好きの彼女はスタイル抜群、20代までは交際相手に困らなかったが、30代に入って忙しすぎて出会いが激減。年齢的に出産を意識して結婚相談所に登録したそうです。

一年間で、彼女は7人の男性とお見合いをし、2人の男性とデートを重ねたが、結婚には至らなかった。会った男性がすべて消極的だったのだ。「2人とも手をつないでもきませんでした。こちらから、キスをしやすい状況も作ったけれど、気づいてもくれなくて。私に興味がないのかとあきらめていたら、突然プロポーズしてきて。まったく理解できない男性ばかりでした」(出典「アラフィフ婚活」石神賢介著)

 真面目な男性だったんですよ、きっと。結婚したら浮気の心配もいらないし、そういう男性はヤリチンよりはよっぽどいいと思うんですが、女性の受けとめ方は違うんですよね。真面目さは美徳ですが、タイミングは逃さずに「やるときはやる」が欠かせないという教訓です。

 もう一つエピソードを紹介します。40歳の女性(メーカー勤務)の体験談。彼女も結婚相談所で知り合った2人の男性と交際したが、二人とも手も握らなかったそうです。

「最初はまじめな人なんだと好感を持ったけど、ずっとそのままじゃ関係はまったく進展しません。」そのうちの一人(45歳男性)はキスもしないままプロポーズに至った。(中略)

「結婚してほしい」

デザートのタイミングでプロポーズされ、(彼女は)喜びを隠せなかった。しかし、食事を終えて会計の時に言われた言葉に失望する。

「食事代、半分もらってもいいかな?」

盛り上がった気持ちがすーっと覚めた。プロポーズする夜くらいは見栄をはってほしかった。(出典「すべての婚活やってみました」石神賢介著)

 結局、彼女は結婚を見送ったそうです。「消極的」と「ケチ」が合わさると千載一遇のチャンスをフイにしてしまう、ということです。

まとめ

 婚活中の男性にとって、高学歴は有利な条件です。ただし、それは一次選抜限定。これはお相手選びの条件が学歴だけではないことを意味します。特に最終的に女性が結婚相手を選ぶ際に重要視するのは、性格と価値観など内面的な要素です。学歴は優先順位がぐーんと下がってしまうのです。以下の調査結果にそれを見て取れるでしょう。

高学歴でも「結婚できない男」の特徴 オズプラス調査 女性は最終的に学歴ではなく、性格や価値観を重視

 いざ、お見合いやデートすることになったら、女性との対面力が勝負を決します。実際に会ってはじめて、性格や価値観など目に見えないものを相手に伝えることが出来るからです。だから、第一印象をよくするために外見(服装や髪型や清潔感)は重要だし、会話力も大切。

 でも見落としてしまっているかもしれない「お金使い」と「積極性」に注意して女性と接する。すると、学歴は鬼にとっての金棒になり、ゴールは一気に間近になるに違いありません。

 

・そして気になるこちらの記事もチェック → 合コンは婚活で有効なのか?結婚できない男女を救うのか?

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