結婚できない男女の意外な盲点|実家暮らしの人は8割の異性がNG

結婚できない男女の意外な盲点|実家暮らしの人は8割以上の異性から敬遠される

 恋愛や結婚にネガティブな影響を及ぼしているのに、当の本人は自覚症状がない重大なことがあります。それは「親との同居」です。ある調査によると、8割以上の人が実家暮らしの人とは結婚したくないと回答しています。また政府機関の調べによると「一人暮らし」に比べて「親と同居」している人は、男女問わず結婚できる確率が低いことが明らかになっています。

 もし、あなたが「結婚できない…」とお悩みなら、それは「親と同居」しているせいかもしれません。この意外な盲点について、調査データーや生の声を交え、実相を明らかにしたいと思います。ぜひ最後までお読みください。

結婚できない男女に共通する意外な盲点|8割が親と同居NGの衝撃 著者紹介

8割の人が「実家暮らしの人とは結婚したくない」と回答

 まず、株式会社マイナビの調査結果を紹介します。実家暮らしの異性と一人暮らしをしている異性、「結婚相手としてどちらがいいと思いますか?」と質問したところ、何と81%の人が一人暮らしと回答する中で、実家暮らしの方がいいとした人の割合は19%しかありませんでした。実家暮らしは結婚相手として圧倒的に人気がないことが露呈したのです。

結婚できない男女に共通する意外な盲点|8割が親と同居NGの衝撃 アンケート結果

 婚活する上でも、実家暮らしは不利に違いありません。婚活・恋活サイトを運営するエウレカの調査によると、実家暮らしの男性は一人暮らしの男性に比べて、大幅に好感度が落ちることが判明しました。

結婚できない男女に共通する意外な盲点|8割が親と同居NGの衝撃 エウレカ調べ

 結構、致命的な弱点かもしれません…

なぜ、実家暮らしは敬遠されるのか?

 なぜ、実家暮らしの人は、恋愛や結婚のパートナーとして敬遠されてしまうのでしょうか?株式会社マイナビによる先のアンケートに寄せられたコメントにその答えがあります。まとめると、次の3点に集約されるのです。

  • 家事能力の無さ
  • 金銭感覚の無さ
  • 自立心の無さ

 一つ目の「家事能力」に関しては、男性は女性に主婦としてのスキルを求め、女性は男性に対して家事の大変さをわかってくれて、困った時のサポートを求めています。いくつかコメントを紹介しましょう。

・「人にもよるとは思うが、家事全般をこなしていそうだから」(男性/35歳/情報・IT)

・「本当にちょっとしたことも、自分でやる苦労を知っていてほしい」(女性/28歳/人材派遣・人材紹介)

 二つ目の「金銭感覚」は、家計運営の能力や経験値のことです。実家暮らしだと全て親任せで済むので、どうしても生活百般の事柄について疎くなりがち。食料品や日用品の買い出しからはじまり、電気・水道などの光熱費の支払い、税金などなど、結婚生活を営む上では、こうした金銭感覚が実務と共に必要になります。一人暮らしをしていると自然に身につくものが、実家暮らしだと難しいと判断されてしまうのでしょう。

・「実家暮らしは一人暮らしの厳しさを知らないので、電気・ガス・水道などの光熱費、役所への届け出、洗剤、歯磨き粉、シャンプーなどの日用品も自分で買わないと生活できないことを知らないことが多い」(男性/43歳/情報・IT)

・「実家暮らしだと金銭感覚が違いそう」(女性/26歳/マスコミ・広告)

 三つ目は、「実家暮らしだと、親が過保護で口うるさそう」とか「マザコン?」など自立心の無さや親への依存具合が敬遠されるようです。

・「自分のことは自分でできる人じゃないと、結婚なんて考えられない。実家に住んでいても最低限の家事ができるならいいけど、何もかもお母さん任せで、結婚したらそれは奥さんが引き継ぐなんて考えている人は最悪」(女性/21歳/建設・土木)

 かなり、手厳しい意見が寄せられてますね。では、実際の婚姻状況にはどう影響しているのでしょうか…

「実家暮らし vs. 一人暮らし」実際に結婚できる確率

 興味深いデーターを紹介しましょう。厚生労働省が、「親との同居の有無が、結婚にどのくらい影響するのか?」調査を行いました。独身の男女を「実家暮らし」と「一人暮らし」に分類して、その後(5年後)に結婚したかどうか追跡調査を行ったのです。各々が結婚した割合示したのが下の図です。明らかに、実家暮らしより、一人暮らしの方が結婚をした割合が多いことがわかります。

結婚できない男女の意外な盲点|実家暮らしと一人暮らしの独身者、5年後の結婚状況に関する追跡調査 男性編

結婚できない男女の意外な盲点|実家暮らしと一人暮らしの独身者、5年後の結婚状況に関する追跡調査 女性編

 一人暮らしの方が、恋愛関係に発展しやすいし(酔った勢いで彼の家に泊まるとか)、トライアル(同棲)も出来るし、何かと結婚に結びやすいということなんでしょう。しかし、先の調査(株式会社マイナビ)と齟齬が生じます。8割以上の人が実家暮らしの人とは結婚したくないと回答している一方で、実際の婚姻状況をみてみると圧倒的な格差がついている訳ではないからです。

まとめ

 親と同居しているか否か、この一点に限定して結婚するかどうか決断するなら、実際の婚姻状況も大差がついて一人暮らしの人が圧勝したでしょう。つまり結婚を決める判断材料はこれだけではないということです。「性格の良し悪し」や、「価値観が合っているか」などを重要視するでしょうし、実家暮らしでも料理が上手とかお金にしっかりした人もいるわけです。

 加えていうと、一人暮らしにも悪い評価が当然あります。先の調査(株式会社マイナビ)では、「一人暮らしだと遊んでいそうだから」とか、「一人暮らしの人は自分のペースができている」「貯金が少なそう」など様々な疑義が生じます。つまり、「遊び人疑惑」や「マイペースで共同生活が無理そう」とか「金遣い荒い説」など。どれも結婚にはマイナスの印象を与えるものばかり…。

 実家暮らしの人が結婚を志すなら、相手が懸念する材料を打ち消すこと(=料理が上手いとか、実家で家事をバンバンこなしているなど)、弱点を上回る美点を強調したり、それを伸ばす努力をすせばいいのです。

 実際のところ、先の婚活・恋活サイトを運営しているエウレカの調査では、女性も一人暮らしの方が好感度は高いものの、男性に比べるとその格差は小さく、18歳から44歳すべての年代で好感度の差異は20%前後しかありませんでした。婚活サイトでは男性から選好される要素は「外見・第一印象」ですから、美点評価の大きさが弱点のそれを上回ったというこでしょう。

 実家暮らしだから「結婚できない…」わけではありません。実家暮らしを「結婚できない」言い訳にすることなく、前向きに婚活することが大切なんだと思います。

 

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