30代に突入して独身ーー男性の場合には「あんた、そろそろ…」と親からの結婚に対するプレッシャーがはじまる年代。親御さんがその年頃の時には結婚しているのが当たり前だったからです。でも30代前半といえば、仕事が面白くなる頃だし、まだまだ遊び足りない気分もあるし。「結婚はまだまだ先」と考えている人も少なからずいることでしょう。
そんな考えの人も結婚をしたい人も、一度は頭にいれておいたほうがいい数字があります。それは「30代前半の男性が結婚できる確率」。30代後半になると確率は3分の1程度に落ち込むので、同じ30代といっても天と地ほどの差があるからです。
結婚を真剣に考えるのも、そうしないのも本人の自由ですが、わずが5年後にどういう事態が待ち受けているのか、正しく認識されることをお勧めします。ぜひ最後までお読みください。
30代前半の男性が5年後に結婚する確率25.9%
30代前半の結婚できる確率を類推する手がかりの一つは国勢調査の婚姻パートのデーターです。例えば、2005年に2,332,140人いた30代前半の未婚者は2010年には1,721,222。したがって5年後に結婚している確率は、25.9%です。5年後と限られた期間しかないし、分母には「結婚したくない人」も含まれているし。国勢調査はサンプル調査で追跡調査ではないので経年比較に適していないという問題もあります。
がしかし。ここで示したいのは同じ前提で国勢調査から弾きだした、「30代後半の男性が結婚した確率」。結果は6.8%。つまり同じ30代でも確率は4分の1になるという算段です。
この実態を考慮して、結婚という影響度絶大なイベントをどう人生設計に組み込むか、じっくりと検討されることをお勧めします。そしてもう一つ押さえておきたいのが、30代前半の男性が婚活に(ある程度)真剣に取り組んだら、結婚できる確率はどうなるか?というもの。
30代前半の男性が婚活に成功する確率(=結婚できる確率)60.1%
先の確率は「結婚したくない人」も分母に含まれていたので、厳密にはこの記事のタイトル=結婚できる確率を求める場合には別の指標が必要です。そこで紹介したいのが、三菱東京UFJ R&C の調査結果。日本屈指のシンクタンクが5万人規模の調査をつうじて導きだしたのが、以下の結果です。
それによると、30代前半の男性が結婚できる確率は約6割なのです。
この調査の対象は、結婚情報サービスや婚活サイトを利用しているユーザー。つまりは前述のとおり「ある程度、婚活に真剣に取り組んだ」人たちです。
ここで注意が必要なのは約6割(=60.1%)の内訳です。約29%の人が利用している婚活サービスで相手を見つけ、残り約31%の人がそれ以外で相手を見つけたとのこと。具体的には、仕事関係で知り合ったとか。スクールやサークル仲間と進展したなど。婚活しているうちに身の回りの女性に対する見方(評価)が変わった、ということなんでしょう。
いずれにしても、婚活に(ある程度)真剣に取り組むと、何もしないときに比べて可能性は倍増するということです。
まとめ−30代前半は結婚適齢期?
私自身は49歳ではじめての結婚をしました。その経験から「その気になったときが適齢期」と思っていますが、もし30代前半の男性が「結婚したいなー」と感じたら可能性はそれ以降(=30代後半や40代)と比べて、格段にいいことは間違いない事実。確率という見えざる力が背中を押してくれることでしょう。
子育ても体力がいりますから、活力漲る30代前半はその点でもいい頃合いかもしてません。私は49歳11ヶ月で第一子が生まれたので痛切に感じています(苦笑)。